アクティブ系インドア派人間のボルダリング

この世界にはいるアクティブ系、インドア派人間のボルダリングについてのぼやきと思い

我が道を行くStreet(使い始めレビュー)

ボルダリングをしてるとどうしてもシューズが気になる

 

そりゃそうだ…

ほぼ唯一の機能性アイテムだし

 

そんな訳で気になってる間に沢山のシューズを使って買って使ってを繰り返してなかなか珍しいシューズに到り着いた

 

Soill The Streetに手を出した

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我の地元ではほとんど見ない

それにレビューもまだほとんど見ない

だから、まだ履き始めて間もないけどちょっとしたレビュー記事を書いてみたい

 

ちなみにここまでのシューズの変遷はForce→Feroce→Instinct VSR(サイズを間違え泣く泣く売却)→Instinct Blackと完全にスカルぱーまん

 

ForceとVSRはジムでも人気種だけどBlackとFeroceはジムではあまり見かけない

(外岩ではユーザーが多いらしい)

外岩行くと多分死ぬからまだ行かないし知らないや…

 

 

 

ふう…前置きが長くなったけど2週間でゴリゴリに登っての初期段階でのStreetのレビューを良い点と悪い点に分けて箇条書きに…

 

 

 

☆良い点☆

・とにかく柔らかい

・ソールのフリクションが強い

・履きやすい

・サイズが攻めやすい

・柔らかい割りに伸びすぎない

・ホールドに踏み負けない

 

 

★悪い点★

・ヒールが緩い

・ソールが減りやすい

・サイズを選ぶ時に何かを捨てなくてはならない

・ベルクロの裏面が毛羽立ちやすい

・ダウントゥの形状が早々に崩れる

 

といったところが主な感想

これだけではわからないので少し細かく特徴を書きたい

 

 1.シューズの柔らかさ

 

まず、Streetを履いて一番最初に驚かされるのはシューズの柔らかさだ

どれくらい柔らかいかというと柔らかいと有名なSCARPAのDORAGOより柔らかい

 

履く際にスライムに足を入れる様にすぽっクニュっと収まる

足入れ感は本当に気持ちいい

 それでいて足の締め付けは一体型アウトソールだからしっかりとしている

これだけでも十分試す価値がある

 

この柔らかさはサイズを攻めたい時にも威力を発揮する

とにかく柔らかいのでサイズを攻めてもすぐに自分の足型に馴染む

だからサイズを攻めても痛みに耐えて慣らす期間は短い

我は大体2日くらいで足型に馴染んだ

これは非常にありがたい

 

 

ここまでは良い事を書いたが実はこの柔らかさには意外な欠点がある

 

それはヒールが緩い原因だから

シューズが柔らかくてベルクロの位置が前めにあるから足首と踵の開口は広くなる

そのおかげでジャストサイズだと足首が細い人はヒールが緩くなる

 

我がサイズを攻めた要因はこの柔らかさ為なのだ

柔らかくて収まりもいいから有難いのだがその点は足首の細い我には少しばかり残念であった

この点は後続機のFree Rangeはベルクロの位置が後ろめに付いてるから改善されていると思われる

 

 

2.ソールのフリクション

 

ソールはSoill独自の開発のDark Matter

なんでも米海軍のNavy Sealsが軍用履に正式採用している特殊ゴムをSoillが独自にクライミング用に開発したという

これだけで軍ヲタの我には垂涎モノの触れ込みだ

 

その特徴は粘りが強く柔らかい

 

何それ!?

悪いとこないじゃん!!

 

おおよそそんなところだ

 一番の良さはその粘りのあるソールラバー

ツルツルのボテでも角度のついたスローパーでもバシバシ足が決まる

踏み間違えなければ足に思いっきりテンションをかけても滑らないだろう

 

さらにはスメアが気持ちいいほどに決まる

何も無い壁にホールドがある様な安心感のスメアは病みつきになる

 

 

フリクションの力を存分に味わえるだろう

 

反面、ソールの減りは早い

当たり前のことだが意外とこの点はマイナスだろう

柔らかさと粘りを重視しているからここら辺の犠牲は致し方ないところだろう

 

また、ソールの足が早いということはリソールの心配もある

コレは正直いって不安要素としか言えない

Soill独自の素材であること、Soillのリソール環境がまだ整っていないことなど不安は多い

ここは時間が解決するかもしれないが現状はリソールは考えれないと思った方がいい

 

ただ、シューズ自体そこそこお手頃価格なので買い直しでもいいといえるか??

 

HFの様なキワモノ的な減り方はしないからある程度我慢できるところといえばそうかもしれない

 

 

どちらにせよNavy Seals採用のラバーの触れ込みのソールは一度は味わう価値のあるもの

今後ソール界でDark Matterの名が有名になるのは時間の問題ではないだろうか??

それほどにソールの完成度は高い

 

 

3.サイズ感と伸びやすさ

 

柔らかさの項目でも述べたがサイズ感は攻めやすく伸びやすい

そこだけ聞くとサイズに不安が多いと感じる

 

だが、サイズ感にとってもメリットは十分ある

 

まず、フィット感の良さと柔らかさでサイズ感は攻めやすい

伸びる事を想定して購入してもなんだかんだで足に合わせてきてくれる

履いた分足に馴染む

そのスピードも早い

ならばサイズなんて攻めてしまえばいい

クライマーなんて大抵は痛みに強い変わった種族なのだから

 

伸びやすい点も伸び過ぎる事は意外と心配しなくていい

一体型アウトソールでシューズのほぼ全面がラバーで覆われているのでつま先・踵・外足面は伸びにくい

だから足のフィット感は結構悪くなってこない

よく考えられた構造だと思う

シューズの作り込みはSCARPAのそれに近い

 

 

だが、サイズ感に関しては足の痛みに関するメイン部が伸びにくいので伸びるからといってつま先がかなり痛むものを選ぶと痛い目をこく

爪先は全面ラバー貼りなのでほぼ伸びない

それに無理やり履いてると色んな弊害が起きるし、シューズの消耗の原因となるだろう

 

 

当然の一長一短だが、柔らかさを過信せず足型に合わない場合は選択肢から外す事をオススメする

 

 

 

4.最後に…

 

Streetは非常に柔らかいシューズだ

柔らかさに惹かれるなら買うべき

ソールは粘りが強くいいソール

 

全体的に完成度の高いシューズといえる

価格も手頃なので一度は検討してもいいのでは??