アクティブ系インドア派人間のボルダリング

この世界にはいるアクティブ系、インドア派人間のボルダリングについてのぼやきと思い

いざ中級者!!4Qを落とせるクライマー

グレードの話はトンとしていなかった

だって、登れる人は登れるじゃん

何も言わなくても…

 

 

そんなメンドくさい病が顔を出してる間にシューズを入手しまくっていた

moneyよ…君は何故そんなにも少ないんだい…

おかげでここ4ヶ月はずっと金欠ww

 

 

それがここんとこの私ww

 

 

前置きは長くなったが、久しぶりにボルダリングのグレードについて

 

今回は脱初心者、いらっしゃい中級者の4Q

 

5Qの壁以上に有名な4Qの壁

4Qはどれほどのグレードなのか…

 

私は壁を感じなかった…

…が!!多くの人が感じる壁の話!!

一番教える事も多いからわかる…はず

 

 

 というわけで4Qとはどの程度の課題なのか??

必要な能力についてをまとめていく

 

 

 

1.4Qの課題の特徴

2.4Qの壁の実態

3.4Q課題をクリアする為に必要な事

4.最後に…

 

 

 

1.4Qの課題の特徴

 

4Q課題は具体的に5Qとどう違うのか…

5Qでは持ちにくいホールドが増えてくると書きました

4Qはというと持ちにくいホールドが持ちにくい向きにつけられる様になるグレードといえるでしょう

 

実際に持ちにくい向きとはどんなものか

5Qまでは基本、手を出してのそのまま引ける様にホールドが付けられていることが多いです

 

上に手を伸ばす場合は上向きに持ちやすいガバなりカチのインカットが向いている

左に手を伸ばす場合は左向きといった形で付けられている事が多いです

 

逆に4Qでは手を出して逆向きに引かせる様に付けられるホールドが多くなります

 

上に伸ばす場合に下からアンダーで取らせたり、左にホールドを置いて左に力をかけさせる様な体勢を求められる様になったり…

 

やべぇ…マジで説明がめんどくさい…

 

要するにガストンやアンダーで持たせるホールドが多くなるってわけ

大概、始めたばかりの時って持ちやすいところに関わらず上から持ったりするでしょ??

 

それができなくなってくるのが4Qってわけ

 

そういった無理な体勢を取らせたり飛ばなくては次のホールドが取りに行けない課題が出てくるのが4Qの特徴です

 

 

 

 

2.4Qの壁の実態

 

 さて、特徴を列挙したところでいわゆる4Qの壁とはなんなのかを考える

 

4Qの壁を感じなかった人はこういう特徴がある(あくまで私の周り)

 

・つま先でホールドに乗ることが自然に身に付いていた人

・ホールドを持つ時に楽な体勢になれるように体重移動が出来ている人

・特に考えなくてもホールドの持ちやすいところを自然と持つ人

 

と、主にこの3つが挙げられる

一番上は当たり前のことなので割愛する

4Qチャレンジまできてまだベタベタとベタ足で登ろうとしていたらボルダリングは向いてないからやめてしまった方がいい

もしくはゆるゆると体の体操程度にボルダリングをする事をオススメする

そういう人には全力で5Qまでできれば十分ですよと伝える

それが親切ってもんだ

 

 

重要なのは下の2つ

体重移動とホールドの持ち方

特にホールドの持ち方はかなり4Qの壁のポイントとなるはずだ

 

経験上、4Qを教えてくださいと言われた場合に一番アドバイスで多いのがホールドの持ち方だ

始めたばかりの人はどんなホールドでも真正直に持ちたがる

 

アンダーで持てばガバいのにわざわざスローパー気味のトップをつかもうとしたり…

ガスで持てばガバで向き変えが楽なのにピンチ気味に持って壁から剥がされたりしている…

 

つまり正しい持ち方で持っていないから課題が難しく感じるという事

ホールドを正しい持ち方で持てば4Qの壁は無いに等しい

 

正しい持ち方、正しい足置き、正しい体重移動…

4Qではまだ独自の自分の体格に合わせた動きは必要ない

正しい事をすれば正しく課題がクリアできる

 

4Qの壁の実態は我流で登れなくなるグレードという事だ

ここからはセオリーを学び、ムーブの引き出しを増やす事が重要になる

 

 

 

3.4Q課題をクリアする為に必要な事

 

先の項目で正しい動きをすれば4Qは簡単といった

大体その通りで男性なら正しい動きを教えればそれなりの人達が4Qをクリアする

 

では、その正しい動きに必要な要素は何か??

ホールドの持ち方、足の運び方、足の置き方の3点に分けて書く

 

 

・ホールドの持ち方

ホールドの持ち方はさまざまな持ち方があるが特に4Qぐらいから多くなる持ち方を紹介する

 

☆アンダー

その名の通りホールドを下から引き上げるように持つ

高いホールドに足を上げて立ち込みに行く時の体の支えに使われる事が多い

 

コツらしいコツは無いが下向きのホールドがあったらまず手のひらを裏返してアンダー持ちを試すべき

これがわかるかどうかで課題の情報がわかるケースも多い

 

 

☆ガス(ガストン持ち)

何処ぞかのツヨイマーのガストンさんが得意としてた事からこの名がついたガス持ち

持ち方は右手でも左手でもホールドを弓を引くようにして持つ事を指す

 

たまに右左でガス持ちをして保持しましょうという課題もある

3Q程度からかなり頻発して出てくる

低グレードの課題もこの持ち方が分かれば簡単なものも多いから低グレードで練習してみるのもいい

 

 

コツはしっかりと肘を曲げてて体を壁に近づけるイメージで持つ事

ガス持ちは肘を畳んで持つので次のホールドを取る際に必然的に距離が短くなるのでガス持ちをしてる時は壁にできるだけ近づく事を意識する

 

壁に近づく事で次に手を出す際に肩を入れてリーチを活かす事が出来るようになる

また、ガス持ちは最も肩を入れやすい持ち方なので肩を入れて手を伸ばす感覚を養おう

 

必ず役に立つ

 

 

基本この二つを覚えれば登れる

4Qなんて誰でも登れるのよ

あとはスローパーをちょこちょこ触ってれば自然に登れるようになりますよ

 

 

 

・足の置き方について

 

足の置き方についてはつま先で立てること前提で進めていく

つま先で立っていない人は5Qに戻ってつま先で立つことを覚えてきてください

 

それでは4Qから意識が必要になる足の置き方を説明していきます

 

 

ホールドに足を置く際に足の外側が壁に近いか内側が近いか意識したことはありますか??

 

おそらく4Qの壁に躓いている人は意識したことがないでしょう

足のどの指に力を入れているか意識するだけで格段に足の置き方は上達します

 

足置きには大きく3つの置き方があります

親指でホールドにのるインサイドエッジ

小指でのるアウトサイドエッジ

つま先全体でのるフロントエッジ

 

の3つです

 

 

☆フロントエッジ

 

一番使う頻度が高いのはフロントエッジでつま先全体に力を入れれるので安定感があります

この足置きが基本中の基本です

しっかりとどんなホールドにもフロントエッジでのれるように練習しましょう

 

ただ、極小もしくは極薄のホールドにはのりにくい足置きです

その点は注意が必要です

 

 

☆インサイドエッジ

 

次に頻度が高いのはインサイドエッジです

足の親指側を壁に向けてホールドにのる足の置き方です

小さなホールドにのるために足の接地面を小さくする足置きです

大事なことは親指にしっかりと力を入れて足を置くことです

接地面が小さくなったぶんしっかりと力を入れてのることを心がけましょう

 

 

☆アウトサイドエッジ

 

最後にアウトサイドエッジですが、この足置きはクロスで足を運ぶ時に使います

クロスについては足の運び方で説明します

アウトサイドエッジは安定感が少ないのでホールドに長くのり続けるのはむいていません

足運びの起点になる足の置き方です

アウトサイド→フロントやアウトサイド→インサイドという風にホールドの上で足の向きを変えたりする時によく使います

 

アウトサイドでのる際は小指を意識して壁に擦るように足を置きましょう

横方向へのトラバースでは必ず必要な足置きです

 

 

ここまでが足置きの説明です

4Qともなると足置きを考えないで登っていると手が詰まります

また、課題の強度も高くなってくるので足置きをいい加減にして戻したり、足変えをしていると消耗が増えて完登できない事が多くなります

 

その為にも足を意識して確実にホールドを踏むように心がけるようにしましょう

それができれば4Qの壁もあと少しです

 

 

 

 

 

それでもたまに癖の強い4Qとかあると落とされるからあまりは舐めてはいけない

4Qとは丁寧に定石通りに登ることが要求されるグレードです

セオリーさえ押さえればあとは本能が登らしてくれる

 

是非、丁寧にセオリーを学んで4Qの壁を克服して欲しい

 

 

 

 

4.最後に…

 

最後に4Qで躓いている人に…

4Qは正直フィジカルで解決できちゃうグレードです

だからと言ってフィジカルで解決する癖をつけるとその後グレードはおそらく4Qでストップします

 

今まで何人もそういうクライマーを見ました

そういうクライマーは大概5Qぐらいの課題のホールドを減らして登るとかそういう事をして限界グレードを上げる事をしなくなってフェードアウトしていってしまいます

 

なぜか??

基本的に4Qをフィジカルでクリアした人というのはムーブを覚えていないからです

そういう癖がつくとなかなか直せません

結果、次第にライン課題を5Qや4Qぐらいまでしかやらなくなってしまうのです

 

これもまた4Qが壁と言われる所以でしょう

だからこそ4Qでは丁寧にムーブを覚えて、セオリーを学び、核心をクリアする力を身に付けて確実に壁を突破しましょう

 

 

4Qをクリアしてはじめてボルダリングのスタートラインです

まだまだ先は長いのでここで確実に自分の腕を磨いて壁を突破しましょう