アクティブ系インドア派人間のボルダリング

この世界にはいるアクティブ系、インドア派人間のボルダリングについてのぼやきと思い

So iLL Free RANGEをレビュー

デビンことSo iLL “The street”がオシャカになってFree RANGEを購入して2ヶ月

だいぶタクマにも慣れてきた(とある理由で命名)

 

ようやく分かってきたので感想とレビューを今回の記事にする

 

 

 

1.Free RANGEの感想

2.Free RANGEのおいしいところ

3.Free RANGEのおしいところ

 

 

 

1.Free RANGEの感想

 

まず感想だが最初に履き始めた時は踏み込むポイントが分からなかった(^^;;

 

前のStreetに慣れ過ぎた事も理由の一つだが、一番はターンインの角度が今までとは違ったこと

Free RANGE(私はタクマ君と呼んでいる)は割とターンインしている

上から見るそうでもないが裏からソールを見るとわかる

今までストレートばかり履いていたからコレには驚いた(*´∇`*)

 

ターンインしているとここまでポイントがズレるのかと感じた

私の感覚ではストレートと比べて足指1.5本分親指側にポイントがあるイメージ

ポイントを掴むまでは“なんて踏みにくいシューズだ!!”と後悔しかけたww

これは後でも書くがStreetはフニャ男だから多少ズレていても自然と自分のポイントに近づいてくるけどFree RANGEはポイントは自分で合わせて行く必要がある

 

後悔しかけたそのイメージもポイントを掴んでからはオリジナルソールDark Matterの力を存分に発揮できる踏み感は今では病みつき状態

ジブスではホールドの形状がわかるぐらい踏めて角度のついて踏み感が薄いスローパーではホールドに這うように踏める

足の信頼感はかなりよかった

 

 

シューズの剛性感はStreetと比べると段違いに強い

ただ、硬いわけではなくラバー面とアッパーの素材の違いでくる剛性感なのでシューズ自体は柔らかいシューズの部類

まぁ…正直に言うとStreetを履いていないとFree RANGEの剛性感は感じないかもしれない

 

つまり今出ているSo iLLのシューズは柔らかい!!

柔らかいシューズが欲しければ是非So iLLを選択肢に入れて欲しい

 

 

サイズ感は表記サイズより割と小さめ

Streetを持っているならそのサイズのハーフアップか同じサイズがジャスト

ただ、シューズはラバー面が多く伸びにくいから柔らかいからといって攻め過ぎない方がいいだろう

 

 

感想がもうほぼレビューになってしまったww

 

 

 

 

2.Free RANGEのおいしいところ

 

次にFree RANGEおいしいところを紹介していく

 

 

・柔らかいながらも形状を保つ剛性感

 

Free RANGEはシューズの柔らかいが足の力を逃さない絶妙な剛性感がある

ホールドを踏み込んだ時にソールは柔らかく曲がるがアッパー部の締め付けはしっかりとシューズの形状を保ってくれる

さらにStreetではあってたなかったようなダウントゥ形状も割と長持ちする

ダウントゥ形状をうたっても早々に形状を保てなくなりペタンペタンのフラットになってしまうStreetを知っている人も安心してダウントゥシューズとして使える

 

 

・面白い形状のベルクロ

 

ベルクロは一本留めで脱ぎ履きしやすい

その締め方も特徴的で説明しにくいので写真でみてもらいたい

 

↓前留め

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↓後留め(ヒールモードと名付けた)

 f:id:j12stockton:20171123105638j:image

 

このように2パターンのベルクロの留め方がある

よっぽど前留めは使わないかもしれないがこの前留めも意外と面白い

ヒールを間違いなく使わない課題でつま先のフリクションが欲しい時に前留めをすると足首の自由度が増えてフリクションを得やすくなる

割と我はつま先ベタで踏み込む事が多いので意外と重宝している

 

後留めはよくある感じではあるが特殊なベルクロの形状で斜めに留めるので圧迫感はないが足首をガチッと抑えられる

足首に自然と沿っていく斜め掛けは実に心地よい

それでいてヒールが抜けにくくなるから文句なしだ

 

ベルクロ形状は地味にFree RANGEの売りだと我は感じた

 

 

・Dark Matterによる全面ラバーソール

 

これはもうSo iLLを選ぶ1番のポイントだと我は声を大にして訴えたい

Dark MatterはStreetの記事でも散々アピールしたがそのフリクションは最強だ

とにかくツルツルのボテだろうがスメアだろうがバチバチに足が決まる

そのソールラバーが全面なんだからそれはいいに決まっている

 

セパレートソールが増えてきて多くの市民権を得ているがやはりソールは全面ラバーがいい

足を全面ベタ踏みしても土踏まずで滑らないのがいい

丸っこいホールドだとどうしても不安があったベタ踏みがバッチリ効くのが足強い族には必要

 

柔らかいからといって足の力に負けるのではと心配している方…

その心配は無用!!

Dark Matterでその足力を存分に振るうといいでしょう

 

 

 

 

3.Free RANGEのおしいところ

 

ここからはこのシューズの気になるところ…

“おしいところ”を書いていく

 

 

・シューズの作りが甘い

 

これはStreetもそうだが、縫製などの作りが甘い

SCARPAの縫製と比べるとどうしても劣る

シューズの機能がいいだけにここは本当におしい!!

 

Streetと比べてベルクロは丈夫になったがまだまだ改善して欲しい

ラバーの接着も少し弱く感じる

今後のシューズには是非耐久性も期待したい!!

 

 

 

・柔らかヒールカップ

 

シューズそのものが柔らかいからかヒールカップも柔らかい

これは個人差があるかもしれないが足に乗り込む時にヒールカップが沈む

足に力を入れ過ぎかと言われればそうかもしれない

ただ、掻き込んで体を押し上げたい時にヒールカップが沈むのはちと苦しい

 

ヒールの効きがいいだけにこの沈む感覚はどうしても気になった

個人的に一番気に入っているヒールはSCARPAのInstinctのヒールだ

特にVSとBlackのビブラムXSエッジで作られた硬いヒールはよかった

柔らかいシューズなのでそこまでとは言わないがもう少し剛性感があるといいなと思う

 

 

まさにおしいところだ…

 

 

 

 

 

★総評☆

So iLLのシューズ作りは非常にいいと個人的には思う

柔らかいシューズが好きなら候補から外すことは考えられない

今の日本での販売環境の影響ではあるがまだまだ知名度は薄い

 

だからこそ個性的でグリップ力抜群のDark Matterソールは気になる人も多いだろう

Dark Matterについては減りが早いことだけ気にしなければ素晴らしいソールだ

是非多くの人にも味わってもらいたいものだ

 

 

最後にFree RANGEを買って一番よかったことを書く…

 

ほとんど被らないからシューズを間違える事がなくていいよ☆

あと目立つ★☆